発酵食品って、そもそも何?って視点からのお話。
「腐敗」「発酵」って、微生物たちが作用して物質が変化するという同じ過程をたどりますが、紙一重なんです。
ざっくり申し上げますと、
●カラダに悪い作用を及ぼすのが「腐敗」
●カラダにいい作用を及ぼすのが「発酵」
物質が変化を遂げ、栄養価が上がり、栄養の吸収がよくなるのが発酵食品です。
ただ、結局のところ、人間の視点で決められるという曖昧なものだったりします。
例えば、カラダにいいとされる発酵食品である奈良漬を召し上がられた方が、お口に合わないことも実際にありますし、腐ってると感じられることもあります。
かといって、それが間違っているわけでもないのです。ね、とっても曖昧でしょ?
日本だけでなく、世界中にその土地の気候や風土に寄り添った、素晴らしい発酵食品の数々が存在します。
例えば、前回語るには恐れ多いと書いたお酢(ビネガー)や、
ぶどうを発酵させてできるワイン、麦芽を発酵させたビールやパン、焼肉のオトモのキムチ、ヨーグルトやチーズ、紅茶も!
どれも身近な食品で、きっとみなさんにも毎日欠かせないお気に入りの一品があるはず。
ぜひ教えてくださいね♡
発酵食品の力を借りて、おいしくって、
カラダがよろこぶ毎日が過ごせますように♡
森奈良漬店 5代目・森 麻理子